日本MySQLユーザ会 望年LT大会2020に参加してきた
先週、MyNA(日本MySQLユーザ会) 忘年LT大会 2020に参加して、飲みながらLTをネタにワイワイしてきました。
自分からは、ここ最近取り組んでいた、MySQL Shell のバックアップ機能のバグについてLTしました。 実際にどうやってデバッグしたか*1 など、ワイワイしました。
www2.slideshare.net
AUTO_INCREMENT vs UUID
@hmatsu47 さんが、「データベースを遅くするための8つの方法」で話題になっていた、Right Growing Index の件について、MySQL でのベンチマーク結果を共有してくれました。この記事ではシーケンス(AUTO_INCREMENT)は使うべきではないと述べられているのですが、私の経験では、MySQL の AUTO_INCREMENTで Right Growing Index の問題に遭遇したことがありません(逆に、Oracle RACでは、この記事に書かれていることは、ありそうだなと思います)。
この点を @hmatsu47 さんがベンチマークでも裏付けてくれました。安心して、AUTO_INCREMENTを使い続けられます。
本番環境のMySQLを超越アップグレード成功した話
@tecklさんのオンプレからRDSへ移行+バージョンアップを成功させた話。 非常に難易度の高い移行作業を、すごい工夫で成功させた話でした・・・いろんな試行錯誤があったんだろうなと感じさせるお話でした。LTではなく、ぜひ、別の機会に詳細を聞きたいお話でした。
この話の流れで、「パーティションってDROP PARTITIONしたい時ぐらいしか使いどころないよねぇ(その要件がないなら使わない方が良い)」っていう話をしました。
.@mita2 & .@yoku0825 「月単位でDROP PARTITION以外はあんまりパーティショニングお勧めする気は出ない…」 合意できた(・∀・)人(・∀・) #mysql_jp
— yoku0825 (@yoku0825) 2020年12月11日
いまは2006年! 書籍『超極める!MySQL』が出ます!
@sakaik さんが、今が2006年の体で話すLT。 坂井さんが「今はーーー、あ、今は2006年だから、今って言っちゃいけないw」と一人で乗りツッコミしてる感じで発表してたのが面白かったです(笑) sakaik.hateblo.jp
ハイパフォーマンスレプリケーションの新アイデア
@tom__bo さん
セミ同期レプリケーションで、Durability を犠牲にしてパフォーマンス向上を狙うアイデアの発表。
セミ同期レプリケーションであれば、レプリカ側に必ずデータが同期されているので、マスターの Durability(耐久性)は犠牲(sync_binlog = off
, innodb_flush_log_at_trx_commit = 0
)にしても良いよねと。
まとめ
楽しかったです!@sakaik さん企画ありがとうございましたm(__)m
*1:地道に printf でクエリを出して、それを手打ちして、再現性を確かめました